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091月/18

日中平和の華を咲かそうーー雑誌『和華』四周年の歩み

執筆:孫秀蓮

日中文化交流雑誌『和華』は2013年10月、中国人女子留学生孫秀蓮が大学院生のとき、居酒屋のアルバイト代によって創刊された雑誌です。『和華』の「和」は、大和の「和」であり、「華」は、中華の「華」です。また、「和」は平和の「和」でもあり、「華」は、美しい華(はな)です。『和華』という名前には、日中間の「平和」の「華」を咲かせるという意味が含まれています。 名の通り、『和華』は、日本と中国のどちらにも偏らず、両国の共存共栄を願いつつ、文化発信、相互理解と友好交流を目指しています。
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ボランティアばかりの集まりで手探りの状態からスタートした『和華』ですが、様々な日中共通の文化(服飾、茶、酒、書道、料理、漢方など)を取り上げ、今まで合計16号を発刊した上に、交流会15回(参加者2000人近く)を開催し、読者を含め、多くの方々との交流ができ、小さな輪がすこしずつ広がるようになりました。

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日中国交正常化45周年を迎えるとともに、2017年12月8日、『和華』創刊四周年を記念し、日中文化を総合的に体験できる特別な空間と時間を楽しんでいただくため、今まで雑誌より取り上げた日中文化の要素(伝統芸能、茶、服装など)を舞台でリアルに再現し、「文化中国、藝彩和華」という特別記念公演を開催した。

公演では伝統芸能、中国茶芸、日本茶道、華道など様々な日中文化を披露し、四百名近くの方々がご来場いただき、大きく盛り上がりました。

特に紹介したいのは、公演では遙か昔から様々な文明の重要なルートを結びつけていたシルクロードの主役「絹」をテーマにして、中国の伝統衣装、漢服、宮廷服装、チャイナドレナスを披露するほか、『和華』編集長の孫秀蓮が自らモデルにして、黒地の振袖の着付けをしていただきました。振袖には友禅染で描かれた文様は「松竹梅」、いずれも中国から由来の縁起のよい模様です。

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「着物里帰り物語」も紹介され、来場者に感動されました。2015年10月、『和華』第九号「特集:服飾」製作した際に、公益社団法人服飾文化研究会会長の渡邊チヱさんが編集長孫秀蓮の取材を受けて、協会図録に掲載されている長着や文様等を多数の頁で掲載したことをきっかけとして、交流が深まりました。その中で「是非、日本の花嫁衣装を中国に寄贈したい。」という会長の思いを受け、アジア太平洋観光社や『和華』編集部のメンバーが在中日本大使館や多くの博物館との交渉を重ねて、約一年を経て寄贈先「中国婦女児童博物館」を決め、更に北京語言大学、北京外国語大学で中国の若者に向けてイベントを開催することが決定しました。渡航費がない中、在日華人華僑が自国に着物を贈呈して頂けることに敬意を表して、自ら寄付して、更に合計六名が贈呈式出席のため自費で中国へ行きました。こうして、日中両国の民間文化交流に微力を尽くした。

編集長の孫秀蓮さんが公演では来場者にこう伝えた。

「人は生きているよりは生かされていると思います。『和華』は本日まで続けられるのはひとえにいつも応援してくださった皆様のおかげにほかありません。この四年間、皆様から数え切れない勇気と感動をいただきました。これからも、初心を忘れず、日中共通の様々なテーマを取り上げ、一人一人とのご縁を大切にし、草の根文化交流によって日中の平和花を咲かせることに努力していきたいと思います。」