和華第34号

  • 目次

    木村 伊兵衛 北京 1963-73 ~『中国の旅』より
    野町 和嘉 「長征」の道をたと?る 1987-89
    齋藤 康一 上海 1992-93
    英 伸三  上海放生橋故事 1992-98
    田沼 武能  シルクロート?の子と?もたち 2002- 05
    稲垣 徳文 「巡礼」カイラス山北壁を撮る 2010
    小竹 直人 中国最後的火車 1990-
    竹田 武史 長江 六千三百公里をゆく 1997-2007
  • 出版社からのコメント

    1960年代以降の中国の姿を写真家たちの作品、エッセイ、インタビューで甦らせる。
  • 内容紹介

    人民服姿が日常だった60年前の北京の街で、自由な風が一気に吹き始め、モノと人にあふれる90年代初めの上海で、ときにはシルクロードや山岳地帯、チベットまで足を踏み入れ、現地の生活に肉薄した写真で人々の生きた姿を映し出す。日本写真史の巨匠・木村伊兵衛をはじめとする8人の写真家たちの写真作品、エッセイ、インタビューで構成される本書は、スマートフォンとSNS隆盛の時代に、今ではもう見ることができない中国の風景を目の前によみがえらせる。写真家の意思のある視線を通して、悠久の、激動の、一瞬一瞬を捉えた写真の数々は、私たちをまだ見ぬ中国へといざなう。