東京燈会満月祭池袋2020イベントリポート

 

 弊社が発行している「中國紀行CKRM」が母体となる「東京燈会満月祭実行委員会」は202028日、9日、に国籍の異なる人たちが共に豊かで幸せに暮らせる多文化共生社会の理解が深められるよう、太陰歴(旧暦)で最初の満月を共に祝う「東京燈会満月祭池袋2020」を行いました。

 開催場所は池袋の「グローバルリング」。民間団体が行う初めてのイベントである今回は、トルコ、タイ、マレーシア、中国、韓国、ネパール、ミャンマー、日本の計8カ国の代表が集まり、ステージではそれぞれの国の伝統舞踊や歌、楽器演奏を披露し、テントブースではそれぞれの地域の特産物の販売や伝統文化の体験教室を催し、飲食エリアでは各国の特色あふれる料理や飲み物を提供しました。

 

 イベント開催前は、各国の代表者たちとのミーティングを重ねていたまさにそのとき、中国では大きな問題が勃発しました。今も日本でも口にしない日はないほどに広がっている新型コロナウイルスです。この頃は、日本の中国関連の団体が中心となっているイベントの中止や自粛ムードが広がっていました。そのため、当初予定していた中国やその周辺国企業等のスポンサーや出展者、出演者の多くが参加を見合わせなくてはならなくなり、開催がとても困難な状況でした。しかし、イベントを開催したいという強い想い、また、中国の友人を想い設けた「武漢中国応援ブース」は日本のみならず、SNSを通じて中国の多くの人たちに想いを届けることができました。まだ大変な状況ではありますが、それぞれの国を旅できるようになったとき、再び「満月祭」を行い、共に未来の夢を見られたらと願っています。