中國紀行 CKRM Vol.16
酒、発酵料理を中心に中国の様々な民族の食を紹介。
グルメ好き、中国好き、歴史好きの方に満足いただける内容です
山で暮らす民族の中には、今でも昔ながらの発酵食品作りと酒造りをしている家があります。中国でもミャオ族やトン族、イ族やヤオ族、といった民族が中国の西南地方で暮らしています。山の民族は、どんなものを食べているのでしょうか。昔の日本人は、小さくとも粘り強い体をもっていたそうです。この体は、食生活によってもたらされました。日本の昔の食といえば、醤油や味噌はもちろん、納豆や漬物そして、日本酒を思い浮かべる方が多のではないでしょうか。現代では、原始的な製法で作られたものを味わう事は、中々できません。中国の西南地方の山で暮らす民族は、今でも昔ながらの発酵食品作りと酒造りをしている家があることを、3号で少しお伝えしました。今号ではこれについて、集中的に紹介させて頂きます。西南地方には、多くの銘酒が作られている地域もありますので、山で暮らす民族の酒造りと交えながら、中國紀行CKRM的視点で紹介いたします。