中國紀行 CKRM Vol.29

日本の始まりの地はどこなのか。
東三河一帯の遺跡遺構を考えながら、
かつての穂國が芦原中国である可能性に迫ります。
 日本の始まりの地はどこなのか。これまでに多くの研究者が挑んできた謎は、これほど情報過多に見える現代においても、いまだに解明されていません。例えば中国なら、その文化の始まりを夏王朝の禹と考えた時、おおよその場所が中原といわれる華北平原の、河南省にある地域と説明することができます。日本の始まりの地、それは「記紀」の記述から考えると「芦原中国」になるでしょう。日本各地に残された文化伝承や出土品などの特徴を、中国各地に残された文化伝承や地域の特徴と検証していくと、わかったことがありました。芦原中国は蒲郡近郊、かつて穂國といわれた東三河一帯の地域にあったと考えられます。なぜその考えに至ったのか、この地に残された地域伝承、発掘された出土品や遺跡古墳の特徴を、かつて中国大陸に存在していた国々の特徴とともに、中國紀行CKRM的視点で紹介します。

月刊中国ニュース Chinanews 2023年1月号

『月刊中国ニュース』2023年1月号の特集は「世界の空港都市へ」。2022年9月25日で開港3周年を迎えた北京大興国際空港。「国の発展の新たな動力源」として、世界に広がる大型国際ハブ空港を長期目標に掲げています。新たな空港都市の発展、グローバル化競争の突破口となる臨空経済区について特集します。ほかにも「破7」と言われる1米ドル7元超えについて、北京語言大学の60年の歩み、中国の自動運転など、話題の記事が満載です。『月刊中国ニュース』1月号をぜひご一読ください!

月刊中国ニュース Chinanews 2022年12月号

『月刊中国ニュース』2022年12月号の特集は「伝説から史実へ」。中国人研究者が集結し、約20領域の科学的手段を動員して中華文明の起源・形成・発展の大筋を明らかにしようという中華文明起源探索プロジェクトの20年にわたる取り組みについて特集します。ほかにも海外進出を加速させる中国車や中韓国交正常化30周年の交渉をめぐる物語、海峡両岸関係協会副会長の孫亜夫氏インタビューなど、話題の記事が満載です。『月刊中国ニュース』12月号をぜひご一読ください!

目録

4………………… CHINANEWS…PHOTOS

6………………… HOTnews…in…CHINA

伝説から史実へ

12… ……………「五千年の文明」はいかにして実証されたか

22… ……古代神話や伝説を すべて歴史に置き換えることはできないが、 一律に否定することもできない

28… ……………「台湾問題解決にますます自信を深めている」
― 海峡両岸関係協会副会長・孫亜夫氏独占インタビュー

35… ……………「北京は都市発展の最前線」
― 中国都市計画設計研究院・王凱院長に聞く

40… ……………海外進出を加速させる中国車

46… ……………中国と西洋の家庭観の違いとは

48… ……………東西貿易を切り開いた中国の帆船

51… ……………逆境をチャンスに変える

54… ……………中韓国交正常化 30 周年 ― 交渉をめぐる物語

60… ……………アフターコロナの東南アジア観光経済回復

62… ……………用語解説

64… ……………華流通信

65… ……………中国語…/…日本語 ことばのたしなみ

66… ……………INFORMATION 次号予告

 

 

 

和華第35号

日中国交正常化50周年を記念して、「留学」というテーマから50年の人的往来と留学体験を振り返る特集号が完成しました。日中両国の大使館や教育機関、奨学金発給機関などの代表者インタビュー、コロナ禍前後に留学した学生のインタビューなど、留学関係機関を総合的に取材した盛りだくさんの内容です。これまで留学したことのある人、これから留学を考えている人もそうでない人も、そしてコロナ禍の影響で留学を諦めてしまったあなたへ。留学に対する期待や希望を再び抱いてもらいたい、そんな気持ちを込めて作った一冊です。

 

【目次】
留学は世につれ世は留学につれ
第一部   留学成功体験を聞く

垂 秀夫 氏/日中国交正常化50周年の記念すべき年に これまでの先人たちの交流を振り返る
伊地知 拓郎 氏/ 中国NO.1名門映画大学での留学生活を振り返る
譚 玉峰 氏/大阪大学時代の思い出 思い立ったら即行動が秘訣
汪 先恩 氏/社会体験で留学生活をより豊かに 日中の民間交流を支えてきたこれまでの歩み

BREAK TIME 宇宙の中心にある我々の老地方「五道口」/ 留学生心の拠り所 東京の中華街「池袋」

第二部  留学を支えるプロが徹底的に伝授
HOW TO 留学

コロナと留学/渡航直前インタビュー・コロナ禍の留学インタビュー!

中国大使館教育処/日本人の中国公費派遣×留日中国人学生を支える
INTERVIEW/胡 志平 氏/日中両国の留学往来の振り返りと今後の青少年交流の展望

公益社団法人 日本中国友好協会/約50年にわたり中国公費留学事業を運営
INTERVIEW/佐々木 政文 氏/これまでの奨学金事業の歩みと日中友好協会第7期派遣留学時代の思い出

公益財団法人 東華教育文化交流財団/日中の留学生支援、民間交流に寄与
INTERVIEW/陳 隆進 氏/在日華僑への教育拡充を目指す 東華教育文化財団の奨学助成事業の取り組み

笹川日中友好基金/未来志向で日中両国の永久平和と相互理解を促進する
INTERVIEW/于 展 氏/笹川日中友好基金が貢献してきた日中両国相互往来事業の成果とは

創価大学/日中国交正常化後、日本で初めて中国国費留学生を受け入れた大学
INTERVIEW/田代 康則 氏/中国初の国費留学生受け入れから始まった創価大学と日中留学の繋がり

北京語言大学東京校/中国語教育世界最高峰の日本分校 リアルな中国語を池袋で学ぶ
INTERVIEW/大沢 徹 氏/海外大学日本校の存在意義と教育理念から語る語学+αの人材育成の必要性とは

上海大学東京校/上海名門総合大学初の東京分校
INTERVIEW/郭 珺 氏/日中両国の先進的な教育理念のもとに複合型人材を育成する秘訣とは

公益財団法人 日中友好会館 後楽寮/5000人以上の中国人材を受け入れ 日中各界で活躍する中国人留学生の宝庫
INTERVIEW/小川 正史 氏/日中青少年人材の育成を根幹にホスト国としてのおもてなしを

日中関係学会/次代の日中関係を担う「人材発掘・育成」を目指して
INTERVIEW/林 千野 氏/日中関係学会は「日中関係のためにある」若い世代にバトンを渡す

BREAK TIME 留学のあるある

和華の輪

通算25年中国駐在の外交官から見た中国
モッタイナイ。「倹約は領事パパに学ぼう」

日中友好青年大使から見た中国
今回の留学特集の企画から取材を振り返って

元 NHK 名プロデューサー加藤和郎のしらべもの
月のうさぎは何してる? ~月に寄せる和と華の思い~

中国万華鏡
蘇州にて1984-1985

中日国交正常化特別記念
以盆会友 盆栽触れ合いDAY

東京に雲南の風が吹く!
日本初の雲南総合フェスティバル開催!

永遠の隣人ー日中国交正常化50周年記念写真展開催ー(日中国交正常化50周年認定事業)

開催概要

 

日中国交正常化の実現から50周年を迎える今年、私たちは「永远的邻居<永遠の隣人>―日中国交正常化50周年記念写真展」を開催します。本写真展の目的は、初心を振り返り、互いに学び合い、未来に向かうことにあります。私たちは写真の記録性、表現力を結集して、両国関係のより良い明日を切り開くために、力を尽くしたいと思います。

 

本写真展は、今年6月に北京にて開催された「永远的领居<永遠の隣人>―纪念中日邦交正常化50周年摄影展」の東京展となります。日中両国の写真家や写真愛好家が撮影した137作品を3つのパートに分けて紹介します。

 

会 期:2022年10月19日(水)~10月30日(日)

時間:10:30~19:00(月曜休館・最終日は17:00まで)

会 場:多元文化会館(1F・2Fギャラリー)

主 催:永远的邻居 <永遠の隣人>  ―日中国交正常化50周年記念写真展実行委員会

共 催:(一社)日中協会、世界華人撮影連盟、(株)アジア太平洋観光社

協 力:北京国際撮影週間組織委員会、中国芸術撮影学会、 (一財)日中文化観光促進協会、(一社)陶山昭子博愛基金、 (一社)日本華文教育協会、(特非)日中環境協会、 (一社)周恩来平和研究所、(一社)黄檗文化促進会

後 援: 中華人民共和国駐日本国大使館、全日本華僑華人社団連合会、 (一財)日本アジア共同体文化協力機構、(公財)日中友好会館、 (一財)日本中国文化交流協会、(公社)日本中国友好協会、 東京華僑総会、(一社)日中友好文化交流促進協会 (順不同)

 

スペシャルイベント

出展作家によるギャラリートーク「私の見た中国・私の見た日本」を1Fギャラリー にて開催します。先着30名(参加費無料)

 

10月22日(土)14:00~15:30(出演:齋藤康一、馮学敏、竹田武史)

10月30日(日)14:00~15:30(出演:稲垣徳文、若山美音子、竹田武史)

多元文化会館

〒104-0052東京都港区赤坂6-19-46

日比谷線六本木駅 7出口から徒步5分

千代田線赤坂駅 6出口から徒步6分

問い合わせ先: 070-2182-8837(孟) 090-1488-9958(竹田)

Mail:info@tagenbunka.co.jp

 

故きを温ねて新しきを知る
—温故知新

日中国交正常化以降、日本は他の先進国に先駆けて中国の現代化を支援し、中国の改革開放の歴史的な歩みを加速させました。同時に、中国の急速な発展は日本の発展にも新たな好機をもたらし、双方は互恵=ウィン·ウィンの関係を築きあげました。

 

『海を隔てて相望む』
—隔海相望

両国は一衣帯水の隣国であり、ルーツを同じくしつつも異なる色彩を有しています。二千年余りにわたり連綿と続いてきた交流は、両国の哲学、文学、歴史学、建築、庭園、工芸、民俗などに多大な影響を及ぼし合ってきました。「調和のなかで共生」し、「和をもって貴しとなす」は日中両国に共通する東洋の文化的な価値観となりましたが、同時に両国の文化は、長きにわたる発展の過程の中でそれぞれ独自の輝きを放っています。

『未来へ向かって』
—面向未来

日中関係の未来を担うのは若者たちです。「先人が木を植え、後代の人々がその木陰に憩う」という言葉がありますが、両国の青少年は、歴史から教訓を学び、先人の手から日中の何代にもわたる友好のバトンを引き継いでいるのです。さらに開かれた寛容な心で、手を取り合って日中の互恵協力と共同発展のために新たな貢献を果たしてくれることを切に望みます。