江戸時代の文化を色濃く残している地域では、かつての教育の中心的思想と融合していた儒学などの、古代中国から受け継がれてきた知識のかけらと度々遭遇する。江戸時代といえば、いわゆる鎖国政策のイメージが強いため、外国と交流していなかった時代と思われる人もいるが、外国とのやり取りを全て幕府が管理していただけで、外国と交流していなかったわけではない。飛行機の無い時代、外国から日本に来た人たちは、全て船でやってきた。大海を渡るため航海の知識は必須だが、天候を操作することはできないので、時には想像もつかない過酷な状況が現れ、命を落とすことも珍しくなかった。だからこそ船乗りには、いつの時代も心の支えが必要だ。中国から日本にやってきた多くの船には、媽祖という女神の像が祀れられていたという。現代日本の中で今も守り受け継がれている媽祖信仰に、中國紀行CKRM的視点で迫っていこう。
第41号『パンダに夢中。』
無邪気な姿と生まれもった「萌え」要素で世界中に無数のファンを生み出しているジャイアントパンダ。日本では1972年に日中国交正常化を記念して中国から贈られたカンカン・ランランが大ブームを巻き起こした。そして昨年中国に帰ったシャンシャンの大人気ぶりも記憶に新しい。一方中国でも、ネットで人気に火がついたトップアイドルパンダ「和花」が空前のパンダブームを巻き起こしている。今号では日中のパンダをたっぷり紹介し、私たちがなぜパンダを好きなのかも探る。さらにSNS上で開催したパンダの写真コンテスト結果も発表。パンダの魅力が満載の一冊になっている。
海江田万里先生新書『李白 その詩と人生』出版記念交流会のご案内
【開催趣旨】
衆議院副議長の海江田万里先生は政治における活躍の傍ら、自ら漢詩関連の著書 を多数手がけるなど中国文化に造詣が深いことで知られています。『蘇軾』、『陶 淵明』に次ぐ、三部作としてご著書『李白 その詩と人生』を今年の3月に上梓さ れました。より多くの方々に李白の生き方を知っていただき、また、読者との交流 を深めるために、新刊出版記念交流会を開催する運びとなりました。多くのご参加をお待ちしております。
【日程】:2024年4月24日(水)13:30-15:30(13:00受付)
第一部:海江田先生による講演会
第二部:参加者交流会
【会場】多元文化会館地下1F(東京都港区赤坂6-19-46 TBKビル)
【アクセス】都営大江戸線・日比谷線「六本木」駅7番より徒歩10分 東京メトロ千代田線「赤坂」駅6番より徒歩10分
【定員】70人
【参加費】5000円(『李白 その詩と人生』書籍代2500円込、サイン付き)
【主催】株式会社アジア太平洋観光社(発行元)
【企画】雑誌『和華』
【メディア協力】中国新聞社東京支社、中国外文局アジア広報センター東京支局、Record China、中文導報、旅日僑網、日本頭条、旅日など
【著書・講師】
海江田万里氏 (第68代衆議院副議長)
【プロフィール】 1949年東京生まれ。1972年慶應義塾大学卒業。経済評論家としてテレビ、ラジ オ、新聞、雑誌などで活躍。1993年衆議院議員選挙に初当選。2011年に経済産業 大臣として東日本大震災、原発事故の対応にあたる。衆議院財務金融委員長、決算 行政監視委員長などを歴任。 名前の「万里」は「万里の長城」に因んで名付けられた。1975年から中国研究所 で中国語の勉強をはじめ、1975年の初訪中以降100回以上にわたって中国を訪問。 中国の政・官・財界に多くの友人を持つ。自ら漢詩をつくるなど中国文化にも造詣 が深い。漢詩関係の著書多数。
【本件についてご連絡】多元文化会館 孫(ソン)
電話:03-6228-5659 FAX:03-6228-5994
携帯:070-4341-8057 Mail: info@visitasia.co.jp
月刊中国News 2024年3月号
『月刊中国News』2024年3月号の特集は「古き良き友 キッシンジャー」。昨年11月29日に亡くなったアメリカのヘンリー・キッシンジャー元国務長官は、最後まで中米交流の第一線で活躍し続け、中米国交正常化への貢献や100回を超える訪中など中国を見つめ続けたアメリカ人でした。中国の元外交部副部長・傅瑩氏が語るキッシンジャー、そして時代が動いた瞬間を振り返り特集しています。その他にも中米首脳会談で形成された「サンフランシスコ・ビジョン」や新たなメディアの覇者・ショートドラマについて、さらに香港から深圳へ逆流する消費など、様々な記事が満載です。『月刊中国News』3月号をぜひご一読ください!