中國紀行 CKRM Vol.12

幽玄な世界観と生まれゆく物語。

江蘇省、その響きには不思議と美しさを感じます。この地域から生み出された物語は数知れず、中国四大名著として広く知られる「三国志演戯」「水滸伝」「西遊記」「紅楼夢」の作者達や無数の英雄達に多大なる影響を与えてきた幽玄な土地。江蘇省には、劉備が孫夫人と出会った北固山があり、宋江が長江を渡った時に降り立った場所があり、孫悟空が生まれた花果山があり、賈宝玉と金陵十二釵のいた金陵がありました。闔盧が眠る虎丘があり、漢を興した劉邦の故郷である沛県があり、孫文が臨時政府を置いた南京があります。世界中に影響を与えた物語を生み出してきた土壌、江蘇省とは一体どういう地域なのか。物語の舞台となった場所を、有名な名場面と共に紹介いたします。また、江蘇省には新たな観光資源が続々と整備されており、新たな仏教施設や美しく整備された観光地新たな宿泊スタイルとしての民泊の紹介と共に、伝統と革新、現在のありのままのこの地域を中國紀行CKRM的視点で紹介します。


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弊社発行「旅日」が人気テレビ番組『ヒルナンデス』に紹介されました

人気テレビ番組「ヒルナンデス」で、
アジア太平洋観光社発行の旅行ガイドムック「旅日」が紹介されました。

今回の番組は『絵巻き寿司』の第一人者である中矢 千賀子さんの紹介でした。

テレビ映像に登場したのは、「旅日」2018年初夏第3号(総第8期)の66ページ、67ページです。

こちらは、日本の設計家・職人特集として、中矢 千賀子さんについて掲載させていただきました。

魅力的な日本文化を知っていただくお手伝いができ、弊社にとっても喜ばしい特集になりました。


日本旅行ガイドムック「旅日」は、

中国人観光客のみなさんに向けて、日本の観光情報や、素敵な文化を紹介しています。
3ヶ月に一回発行される季刊誌です。
中国と日本で無料配布されていて、観光案内所などで入手できますよ。

「旅日」について詳しくはこちらをご覧ください。

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2019 日中陶磁名品展&文化国際フォーラム開催

5月14日(火)、弊社ビル内の多元文化会館にて2019 日中陶磁名品展&文化国際フォーラムを開催した。今回のフォーラムは、日中両国の陶磁器職人が互いに学び合い、発展し、両国の陶磁器文化交流を促進するために行われた。

在日中国人や日本の文化人150人以上が出席。開催するにあたり、中国福建海外文化センター(日本)の劉莉生(りゅう‧りせい)代表のスピーチから始まり、在日本中国大使館の詹孔朝(せん‧こうちょう)総領事や、日本一般社団法人‧黄檗(おうばく)文化促進会の林文清(りん‧ぶんせい)会長らも壇上でフォーラムに対する想いを話した。

 

 

以下がフォーラムのプログラム。

【自由内覧会】13:00~14:00(受付12:30~)

【来賓挨拶】 14:00~14:30

中国福建文化海外センター(日本)代表 劉莉生氏

        中国駐日本大使館総領事 詹孔朝氏

        木木越風氏(現代建盞詩意美学提唱者、本会企画者)

日本福建文化経済促進会会長 呉啓龍氏

日本一般社団法人黄檗文化促進会 理事長陳熹氏

 

【スピーチ】 14: 30~15: 30

中国:木木越風氏(現代建盞詩意美学提唱者)

李細妹氏、裴春元氏、廖縄壠氏、頼尚栄氏

日本:株式会社香蘭社、日下部正和氏、杉浦康益氏、

古川剛氏、Shiha Tea & Comfort

 

【内覧及び交流】 15:30~17: 30

【懇親会】 18:00~20: 00

 

中国福建窯の陶磁器職人である李細妹(り‧さいまい)氏、裴春元(はい‧しゅんげん)氏、頼尚栄氏(らい‧しょうえい)などの多くの文化人が招きに応じて参加した。また、日本からは無煙薪窯を考案した日下部正和氏、有田焼の老舗の香蘭社、日本現代芸術振興賞を受賞した陶磁器の名匠‧杉浦康益氏、陶芸の名匠として知られる渡辺国夫、佐藤典克の両氏、天目作家の古川剛氏らも日本人の職人として招待された。日下部正和氏は、中国から来たと中国から来た陶磁器芸術家と交流する機会があって、自分が開発した無煙薪窯が芸術陶磁器の焼成に大きな魅力をもたらす可能性があると紹介した。

主催者は、両国の芸術の美しさを共有し、両国の理解を今以上に深め、多くの文化交流と友情の発展を促進させたいと話した。

 

 

《中国作家紹介》

福建省建窯作家代表

1. 李細妹(中国無形文化財「建盏」認定保持者)

    作品の「万山可染」が中国現代建盏オークションで最高額の2600万人民元を記録

2. 裴春元(南平市陶源建盞有限会社 社長)

   2015年、中国伝統工芸美術品巧奪天功‧金馬金賞受賞

   2014年、中国工芸美術大師作品展‧中国工芸美術逸品博覧会特別賞受賞

3. 廖銘氏( 建陽建盞協会理事 )

4. 頼尚栄氏(中国建盞作家)

女性作家

孫莉(福建省無形文化財「建盞」認定保持者)

彭琴、王清霞、余焔玉

男性作家

孫建興(中国無形文化財「建盞」認定保持者)

孫福混、謝松青、楊敏、陳春華、周建平、張家華、徐進、周強、陳乃文、

沈学東、蔡龍、林長明、叶国旺、江漢旺、余明泉、凌超、游文、陳国飛、

叶麗興、叶有興、施雯彬、黄祥凱、周遠安、張国偉、周文徳、倪寧、張偉、

謝林燦、李紹華、張楷宝、暨子文、林子照、周永金、周遠進、樊宝華、高謨貴、

徐長和、厳小華、李木貴、黄長発、陳輝、肖毅、謝朝華、連小華、高小平、

李友、張小霊、孫寒冰、叶義雲、余貴文、張同良、劉育華、張永華、柳七

武夷山遇林亭窯:楊義東

南平市茶洋窯: 劉益元、胡紫薇

福清市東張窯:陳乃文

徳化窯:黄明玉、庄少卿

江西省吉州窯:段敏瑞 

広東省の潮州窯:陳森鵬

建盞文化伝承者:

楊惟喜、徐巧雲、劉学妹、繆換清、顧燕萍、李菲玥、

劉海英、李思成、蔡俊文、周群星、石冬梅、林述金

 

《日本作家紹介》

日下部正和…1946年福島県三春町生まれ。岩手大学特設美術科専攻科絵画卒業後、福島県の高校で美術教師となる。1970年薪窯を築窯して陶芸活動を開始。1983年には三春町アトリエに天井がジグザグの穴窯登り窯の踊炎薪穴窯を築窯してギネス的陶板、10cm厚み、畳サイズを2週間の窯焚きで焼き上げる。1998年、米国サンフランシスコにて踊炎薪穴窯築窯で海外初個展。2001年、カナダのバーナービー市のアートセンターに世界初の無煙薪窯をデザイン築窯。2001年秋、三春アトリエに日本初の無煙薪窯「サスケネイ窯」を完成。無煙薪窯の世界的パイオニア。

杉浦康益…1949年東京都葛飾区生まれ。1975 年、東京藝術大学大学院美術研究科陶芸専攻修了。1977 年、日本陶芸展入選。1984年、神奈川県真鶴町に移転、築窯。2006 年「陶の植物園」(智美術館)「風のスクリー ン」(越後妻有アートトリエンナーレ) 2007 年、第14 回日本現代藝術振興賞(日本文化芸術財団)。2012 年「西 アフリカ逍遥」(寛土里)。2013年、「2012年度日本陶磁協会賞」受賞。2014年、「杉浦康益 陶の博物誌ー自然をつくる」(西宮市大谷記念美術館

渡辺国夫…1967年山梨県富士吉田市生まれ。1996年、東京芸術大学大学院美術研究科陶芸専攻修了。2003年、(公社)日本工芸会正会員認定。2006年、山梨県山中湖村に工房設立。2010年、おおたき北海道陶芸展「大賞‧北海道知事賞」受賞。2011年、「Five by Eight : New Ceramic Art from Japan展」開催(米国フィラデルフィア)。2012年、茶の湯の現代 -用と形- 「奨励賞」受賞(菊池寛実記念 智美術館)現在、(公社) 日本工芸会正会員、日本陶芸美術協会会員。

佐藤典克…1974年3月 岐阜県羽島市生まれ。2001年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程陶芸専攻修了。2003年、神奈川県相模原市に築窯。2006 年、東京芸術大学 陶芸研究室 助手に就任 (~2008年3月)。科学研究「青磁大皿の復元的焼成研究 13世紀14世紀の龍泉窯陶磁技法」に参加。中国浙江省南宋官窯龍泉窯などの窯跡を訪ね調査研究、龍泉にて彫紋大皿の制作助手を務める。2019年、多摩美術大学工芸学科の非常勤講師に就任(~現在)。公益社団法人日本工芸会 正会員、日本陶芸美術協会幹事。

古川剛…1984年京都生まれ。2004年、京都府立陶工高等技術専門校陶磁器成形科修了、2005年、同陶磁器研究科修了。2006年、みやこ技塾京都市伝統産業技術者研修陶磁器コース本科を修了し、昭和製陶有限会社に入社。2013年、京都府京焼‧清水焼『京もの認定工芸士』称号拝受。昭和製陶有限会社を退職し、独立。2015年、ニューヨーク日本のアンティーク着物その素晴らしいデザイン展出品、イタリアミラノ万博出品。2016年には上海煙波日本天目展に出品。2018年、東京‧京都以外にも北京、上海、重慶、香港、台湾、シンガポールなどで出品。

株式会社 香蘭社…明治12年の創業以来、有田焼老舗として発展してきた香蘭社は現在、磁器製造‧販売、碍子製品の製造、ニューセラミック製品の製造を柱とする。「製品の品質を精緻にすること、形状および画彩は美にすること、製造の費用を抑え原価を安くすること、名誉を保ち永久の利益を図ること」という創業者たちの不滅の精神を企業理念とし、「栄左ヱ門」「香蘭社CLASSIC」「赤繪町工房」「香蘭社」など、優雅な染付、華麗な赤絵で有田400年の歴史を昇華させた「香蘭社調」は世界中を魅了し続けている。

Shiha Tea & Comfort …日本の急須専門店。伝統工芸の急須を中心に、茶器や茶葉の販売だけでなくビジネスサポートもおこない、日本の文化を海外に発信している。常滑焼、備前焼、京焼他、外国人向けに対話と体験を通した日本茶講座、文化講座なども提供。海外顧客向けに日本茶文化体験の旅行企画もおこなっている。2015年、廈門茶業博覧会日本煎茶道表演。全日本戦茶道連盟所属。

「中華春節燈籠祭・東京燈会2019」にご参加いただき誠にありがとうございました

2019年2月16日(土)・17日(日)の2日間に渡って駒沢公園にて「中華春節燈籠祭・東京燈会2019」を開催しました。全国各地で「ランタンフェスティバル」は数多くありますが、東京で開催したのは今回が初の試み。イベント当日は晴天に恵まれ、16日(土)は38,016人、17日(日)は69,120人。2日間で計107,136人の方にご来場いただきました。※日本観光協会のガイドラインをもとに集計。

駒沢公園に飾った燈籠(ランタン)は、中国最大のランタンフェスティバル「自貢燈会」で知られる四川省自貢市で製作されたもの。高さ約5メートルの提灯型の燈籠をはじめ、「水滸伝」「西遊記」「三国志演義」「紅楼夢」をテーマに職人が手作りしたものなど、本場の燈籠が会場を彩りました。またでは、このイベントは地元、世田谷区の小学生たちと華僑華人の学校の子供たちとの合同イベントも開催されました。中華8大料理ブースの手伝いをしたり、会場に飾るおよそ1000個の燈籠(ランタン)に絵を描き、飾られました。

イベントのメインは燈籠(ランタン)のほか、『中華8大料理』も大きな目玉。「山東料理」「四川料理」「湖南料理」「江蘇料理」「安徽料理」「浙江料理」「福建料理」「広東料理」の各地域の中国料理を用意。本格的な中国料理人に協力をいただき、来場者は「本場の中国の味」「屋台の味とは思えない」など嬉しいコメントもいただきました。ステージでは常にダンスや歌などの催しがあり、会場を賑わせていました。また飲食ブースは、唐揚げ専門店、たこやき、中華料理店などが充実。黄酒の飲み比べができるショップもありました。中国の職人ブースも多数あり、中でも「糖画」は常に行列ができるほどの人気でした。

会場の様子です。

中華春節燈籠祭・東京燈会は皆さまのたくさんのご支援・ご協力によって無事に開催することができました。ご協力いただきました関係者各位にお礼を申し上げます。

【このイベントに関するお問合せ】
中華春節燈籠祭・東京燈会委員会(株式会社アジア太平洋観光社内)
TEL 03-6228-5659
(土日祝日を除く平日 10:00~17:00)

【主催】

中華春節燈籠祭・東京燈会実行委員会(株式会社アジア太平洋観光社内)

【協力】

株式会社アルファ・プロダクションズ、株式会社アジア太平洋通信社

【後援】

中華人民共和国駐日本国大使館、中国海外交流協会、全日本華儀華人連合会、東京華僑総会、日本中国企業協会、中国文化センター中国駐東京観光代表処、日本華文教育協会、日本中華総商会、外務省、東京都、世田谷区、世田谷区教育委員会、東京商工会議所、東京都日本中国友好協会、豊島区日本中国友好協会

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