『月刊中国News』2024年1月号の特集は「中国インドネシア黄金の10年」。「一帯一路」が提唱されてから今年で10周年になりました。インドネシアとの協力の黄金期の10年、ジャカルタ-バンドン高速鉄道がどのように作られたかなど、現地取材を特集しています。その他にも人民元の国際化や、明代に起源を持つ中国の古代祭祀における最高等級、最大規模の農耕儀礼祭壇「先農壇」の話題、世界遺産に登録された景邁山古茶林など、様々な記事が満載です。『月刊中国News』1月号をぜひご一読ください!
東京2023アジアIPデザインコンテスト開催
東京2023アジアIPデザインコンテスト開催
11月1日、2023アジアIPデザインコンペティション展の開会式が多元文化会館で開催されました。 中日友好、知財デザイン業界、その他関係者が出席し、コンペティションの結果発表と応募作品展の開幕式はたくさんの方にご来場いただきました。
展示会には、中華人民共和国駐日大使館の王宝峰領事をはじめ、陳家偉氏、日中友好協会の永田哲二専務理事、日中アニメ・ゲーム産業協会の関口会長、日中共同プロジェクト委員会、日中教育協会、日中文化観光振興協会、日中文化観光振興協会らを招待。
このコンペティションの準備は今年の2月から9ヶ月間行われ、8月から作品が集められ、中国本土、香港、マカオ、台湾、日本など多くの国と地域から優秀なデザイナーが参加。 応募作品の展示会には、60点以上の作品が最終選考に残りました。
このデザインコンペの作品は、2Dグラフィックデザイン、3D立体デザイン、AI生成デザインの3つのカテゴリー分け。 なかでも注目されるのは、AIによるデザイン作品。 この技術は誕生以来、多くの議論を呼んできたが、本イベントでは初めてこの部門を設け、優れたAI生成作品に賞を設け、観客にこの技術の実用性とユニークな魅力を体感してもらいました。
開幕式で、在日中国大使館の王宝峰領事は、「この活動は、在日華僑と日本のアニメ・ゲーム業界が発起人となり、中国のアニメ・マスコットの若手デザイナーを世界に広め、中国文明と外国文明の交流と相互理解を促進することを目的としており、中華民族の現代文明の普及を担うという在日華僑の使命を具体化したものである」と述べ、本展の成功を祝いました。
開会式では、日中友好協会の永田哲二専務理事、「アジアIPデザインコンペティション」実行委員長で日中アニメ・ゲーム産業協会の関口権会長が挨拶し、参加デザイナーの作品のレベルの高さを確認するとともに、IPデザインがアジアの文化交流やビジネス協力において実用的な価値と意義を持っていることを指摘し、本イベントの成功に尽力したスタッフに謝辞を述べた。 関口氏もまた、このイベントにおけるスタッフのたゆまぬ努力に感謝した。
今回のコンテストでは、2Dグラフィック部門最優秀賞、3Dステレオ部門最優秀賞、AIジェネレーション部門最優秀賞、総合評価部門金賞、銀賞、銅賞、OMAKE賞の7つの賞が授与された。 各賞の選考基準は、作品のデザイン性、技術的な難易度、商品化の可能性など、採点の次元を考慮し、最終的に受賞作品を決定しました。
オープニングセレモニーでは、本展のマスコットであるバーチャルキャラクター「太平猫」が司会を務め、イベントのハイライトとなりました。
アジア知財デザインコンペティション執行委員会の劉立生副委員長は北京からビデオメッセージを送り、展覧会の成功を祈るとともに、より多くのデザイナーが知財業界でより多くの利益を得ることができるよう期待を寄せた。
2Dグラフィック部門最優秀賞、総合評価銀賞、OMAKE賞の3部門を受賞した中国のハン・シュー氏の「Mr Octopus」。
中国のNigoones氏デザインの「SIMONCI」は、3D立体部門で最優秀賞、総合評価で金賞の2冠に輝きました。日本人デザイナーchihiro Designの作品「サムライガール」がAIジェネレーション部門で最優秀賞を受賞。中国人デザイナー、アンクル・フアンの作品「I am X Infinite Stream Girl」は総合評価で銅賞を受賞。
ハン・シュー氏とニゴーンズ氏を含む受賞者たちは、ビデオ形式で開会式に出席し、デザインの裏話を語り、受賞の喜びを分かち合った。AI部門の受賞者であるchihiro Designは、独創的なバーチャルキャラクターの姿で開会式に出席した。
月刊中国ニュース Chinanews 2023年12月号
魅力あふれる黄河、輝く内モンゴル展開催
中日平和友好条約締結45周年にあたり、中日両国の文化、観光交流促進と協力、交流事業の発展のために、中外文化交流センター、内モンゴル自治区文化と観光庁、中国駐東京観光代表処の共同主催により、内モンゴルの観光資源を宣伝する「魅力あふれる黄河、輝く内モンゴル」を東京で開催する運びとなりました。
本日から『魅力あふれる黄河、輝く内モンゴル展』がスタート。オープンニングセレモニーには多くの人が訪れ、展示物を興味深そうに鑑賞していました。また、馬頭琴の演奏や、民謡、踊りなども行い、会場は心地よい雰囲気でした。
会期中の展示では内モンゴルの重厚で豊かな文化遺産や、写真、食器、衣装などがご覧いただけるほど、民族衣装の試着もできます。
黄河国家文化園の建設をテーマとする観光文化ウィークとして、内モンゴルの重厚で豊かな文化遺産や、最新の内モンゴルの文化と旅行について紹介しています。
展示イベントは11月27日(金)まで行っています。ぜひ会場までお越しください。
中國紀行 CKRM Vol.33
日本武尊の前に北陸と東方諸国へ派遣された武内宿禰は「東国の田舎の中に日高見國がある」と語り、「日高見國の人たちは男も女も髪を椎の形に結い、文身をほどこし勇敢で、これらすべてを蝦夷という」と記録している。日高見國を中心に、東方の夷(異民族)は倭國と従属関係にあったのだが、次第に力をつけて従わなくなった為、日本武尊が派遣されたという話だ。日高見國には、島津神と国津神という統治者達がいた。この島津神と国津神を捕虜にして、日本武尊は東国支配の旅を続けるが、大山で白鹿を殺し道に迷うことになる。その時にやってきたという白犬の伝承から、歴史上重要な民族融合の可能性が浮かび上がる。水流を活用して旅を進めた日本武尊と、日高見國を経て出会う白犬の伝説が、かつて中国大陸に存在していた古越國の研究結果と、犬と共に生きていた人たちの風習へと繋がってゆく。日本武尊と東夷について、中國紀行CKRM的視点で考えていこう。