月刊中国ニュース Chinanews 2023年11月号

『月刊中国News』2023年11月号の特集は「音楽フェスにハマるワケ」。この夏は中国の至るところで音楽フェスティバルが開催されました。音楽フェスという舶来品が中国に入ってから23年、最初は音楽ファンしか知らなかったものがいまでは全国各地に浸透し、規模を大きくしています。23年の軌跡を特集しています。その他にも原料価格が高騰する中国伝統薬、構想9年の大作映画「封神」3部作、『ブラインド・マッサージ』の作家・畢飛宇が執筆に15年を費やした新作『歓迎来到人間』の話題など、様々な記事が満載です。『月刊中国News』11月号をぜひご一読ください!

月刊中国ニュース Chinanews 2023年10月号

『月刊中国News』2023年10月号の特集は「経済復興までの道」。今年上半期の中国経済の回復は各方面から注目されています。第2四半期は消費回復や投資の伸びに鈍化を見せ、特に需要の減退が際立っています。経済復興の起爆剤が待たれるなか、専門家のインタビューも含めて特集しています。その他にも李強総理の「初外遊」であるドイツとフランス訪問、また『紅楼夢』の作者・曹雪芹の祖父である曹寅の『曹寅全集』の一部が10年越しに刊行された話題など、様々な記事が満載です。『月刊中国News』10月号をぜひご一読ください!
目録
 
特集
中国経済の復興に待たれる起爆剤
“経済復興のカギは
マクロコントロールモデルのイノベーション
中国財政科学研究院院長・劉尚希氏インタビュー”
 
見聞覚知
“01 李強総理の「初外遊」にはなぜ
ドイツとフランスが選ばれたのか”
“02 10年越しの『曹寅全集』 与える影響とは
―隠された『紅楼夢』の謎とは?”
03 AIが翻訳の未来に与える影響とは
04 機能性建築が推進する都市の発展
 
OPINION
“01 日中合作映画『単騎、千里を走る。』で
銀幕デビューした中国人女優”
02 永遠の「敦煌少女」常沙娜
03 ミャンマー北部、越境する特殊詐欺
 
コラム
用語解説
中国語 / 日本語 ことばのたしなみ
華流通信
INFORMATION

月刊中国ニュース Chinanews 2023年9月号

『月刊中国News』2023年9月号の特集は「We♥パンダ」。愛らしいパンダは日本人も大好きですね。商品やオリンピックのキャラクター、国との交流の友好使者、アニメや映画の主人公と様々な顔を持つパンダの魅力を、中国国内外の両面から特集致します。その他にも半導体チップ製造から撤退したOPPOや中国と中央アジアの30年、さらに中米間のハイレベル対話再開や新エネ車で抜き出た中国の自動車産業など、様々な記事が満載です。『月刊中国News』9月号をぜひご一読ください!
 
 
目録
 
4 CHINANEWS PHOTOS
6 HOTnews in CHINA
特集
    We♥パンダ
12 私たちはなぜパンダを愛してやまないのか?
20 パンダの海外「セレブ生活」
 
見聞覚知
28 01 OPPOはなぜ半導体チップ製造から撤退したのか
33 02 中米間のハイレベル対話再開は
関係改善への布石となるか
38 03 中国自動車産業、ついに世界の脅威に?
40 04 中国はチベット古書をいかに保護するのか?
 
OPINION
44 01 大阪大学留学時代の思い出
思い立ったら即行動が秘訣
47 02 新疆のバザール文化と伝統工芸品の魅力
50 03 香港芸術の貴さとは
  ―香港美術家協会首席・林天行氏に聞く
52 04 中国と中央アジア5カ国―「激動」の30年
 
コラム
60 用語解説
62 中国語 / 日本語 ことばのたしなみ
63 華流通信
64 INFORMATION

中國紀行 CKRM Vol.32

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九州北部には、多くの女神信仰が残されています。その信仰の特徴を考えると、全ての女神が「水」との関係が深く、「神功皇后」(じんぐうこうごう)との縁があるようでした。神功皇后は「日本武尊」(やまとたけるのみこと)の子である「仲哀天皇」の妃であり、八幡神の正体といわれる「応神天皇」の母。そして、中国「二十四史」の一つである『三国志』の魏書三十巻の倭人条、いわゆる「魏志倭人伝」に書かれている、邪馬壹國の「卑彌呼」と同一人物と考えられます。
仲哀天皇亡き後、新羅(しらぎ)へと向かう神宮皇后を加護した「宗像三女神」(むなかたさんじょしん)を祀る、大島と沖ノ島は航海の目印の島であり、沖ノ島にいたっては島自体が御神体でした。沖ノ島からは、中国で作られた可能性の高い古代祭器が発見されています。
いわゆる海人族の象徴的氏族である阿曇(あづみ)氏は、神功皇后によって海中から招かれたという「阿曇磯良」(あづみのいそら)の末裔といわれ、「綿津見三神」(わたつみさんしん)を祀っています。佐賀市大和の「與止日女命」(よどひめのみこと)は、神功皇后の妹であると伝えられ、天河川に名尾川が合流する川上峡に祀られています。宇佐神宮の地主神である「比売大神」(ひめおおかみ)は、宗像三女神と同一神ともいわれますが、これはある時代の研究者による見解とのことで、異なる女神とも考えられます。
信仰というのは様々な要素を取り入れることで、時代に則した変貌を遂げることがあり、信仰対象の変化はこれまでに幾度もあったのでしょう。日本の主神は女神である「天照大神」であり、九州北部は日本文化の発祥地といわれる地域の一つ。なぜ九州北部の女神信仰は、「水」との関係が深いのでしょうか。神功皇后と卑彌呼が同一人物なのだとしたら、邪馬壹國のある場所から、神功皇后はやってきたということになるでしょう。その行程に「水」があったからこそ、女神信仰は根付いたのかもしれません。
いわゆる「魏志倭人伝」によって、魏の使いは女王卑彌呼のいる場所までの記録を残していますが、その中に残されている水行何日という表現の中にも、「水」との関係が垣間見えます。この謎を解く鍵が、九州北部に残された女神信仰の中にありました。古代からの風習を現代に受け継ぐ、女神を祀るお社を訪ねながら、『中國紀行CKRM』的視点で多くの謎に迫っていきます。


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和華 第38号『華流の世界へ』

じわじわと静かなブームが起きている「華流」。『和華』第38号では中国語文化圏発の映画やドラマ、ドキュメンタリーを括りとして、特集1と2の二部構成で「華流」の世界へご招待します。特集1では日本における華流の軌跡を示し、最新作や鉄板の話題作をはじめとする和華オススメのドラマ13作品を「和華リコメンドポイント」付きでご紹介。

また特集2では華流の制作現場で仕事をするプロフェッショナルを取材し、難しい時代に中国へ飛び込んでいった話、日本に飛び込んできた話など感動の日中交流物語が綴られます。他にも様々な記事があり、「華流」の魅力を感じていただける号になっています。